Web質問予約システム callta ドキュメント
機能
実習室
1542 1608 1609 3B105 で, 実習の際に学生さんがWebページからTAへの質問予約を行うことができるシステムです.
管理ページには, 質問予約のリストが,
優先順位(ex.予約時刻)でソートされ, 座席番号とともに表示されます.
これをディスプレイやプロジェクタで確認したTAは,
優先順位の高い人から順に質問に答えていくことができます.
そんなもの要るの? ⇒ 冗長な答
calltaのprojectページ http://www.a.math.ryukoku.ac.jp/~hig/eproj/callta/
TAによる対応開始/終了の2回にわけてのクリックが面倒な場合,
- 学生またはTAが対応開始時にこの2個のボタンを連打してもかまいません
その場合, TAによる対応時間のデータは正しく取得できませんので, 優先度の設定でTQをnonzeroにすると結果がおかしくなるかもしれません.
- キャンセルボタンで代用してもかまいません. その場合, TAによる対応時間/回数のデータは正しく取得できませんので, 優先度の設定でTQ,NQをnonzeroにすると結果がおかしくなるかもしれません.
URLとUserID/Password
http://callta.math.ryukoku.ac.jp/
他の実習室のことは意識する必要ありません.
また, アクセス制限により, 実習室
1542 1608 1609 3B105 からしか使えません.
それ以外の場所から使用すると, 評価・練習のためのDemoモードになります.
- 教員用管理ページ(教員が実習室で使い, この画面を Projector に出します.)
- TA用read-only情報ページ(TAが自分用のPCで見て行動を決めます)
のUserID, Password は までお問い合わせください.)
使用上のご注意
- プロキシ設定
- サーバhttp://callta.math.ryukoku.ac.jp/ にプロキシを経由せずに接続するように設定する必要があります. これは実習室と席番号をIPアドレス (REMOTE_ADDR)から判定しているためです.
設定方法. 実習室ではデフォルトでこの設定になっています.
- キューの設置単位
-
パーティションで分割して独立な授業を行える実習室もありますが, callta の提供するキューは, 合計で1個だけです.
パーティションの有無と無関係に, リクエストにNo.0,1-10のタグをつける機能を使って, 実質的に複数キューのような使い方ができます.
Troubleshooting
- 特定の学生さんが予約して学生用ページ上でもそう表示されるのに教員用管理ページに現れない場合, ブラウザのプロキシの設定が正しくない可能性があります.
プロキシ設定を参照してください.
- Mozilla ブラウザのプロファイル(?)が壊れた(?)ために, 他のPCから登録済ですと常に言われるようになってしまった(そして常に設定ページが英語で表示されるようになってしまった)例がありました. ブラウザの設定からキャッシュを消去したり ~/.mozillaを消去したりすることによって直った例がありました.(2006-11-09 Thu 松木平さん感謝です)
- 特定の学生さんが予約できなくなることがまれにあるようです. 教員用管理ページから≪削除≫(その学生さんが表示されていれば), ≪予約をすべて削除≫すれば直りますが, それができない場合は, その学生さんに, TAに申し出た上で偽の(実在しないt0123456という型の)学籍番号を臨時に使ってもらう, というworkaroundがあります.
予約する際, 1-10のグループを選択できます. (0=グループに属さない)
教員用画面では, グループnだけを直列に表示, グループ0-nを並列に表示,
グループ0-nを時間ソートで直列に表示, などができます.
グループタグを使いたくない場合, 質問予約はグループ0で行い, 教員画面では直列, ALLを選ぶと, 従来と同じ動作になります. これがデフォルトです.
次のような用途があるかもしれません
- TAによって担当する学生やグループやエリアが決まっている場合, 1=TA1, 2=TA2, ...のようにするとTAが自分の仕事を見つけやすくなります.
- 1=質問希望,2=チェック希望,…
あるいは1=課題1,2=課題2,…
のように予約の種類を区別できるようになります.
- 10までの選択肢のある早押quizやアンケートに使えます. どの選択肢が何人に選ばれたか, どの選択肢を選択した人がどこに着席しているか, どの選択肢を選んだ人の学籍番号は何か, 教員画面で把握できます.
優先順位
もともとは, First Come, First Served, すなわち(現在の質問に対する)待ち時間が大きい人を優先するという仕組みでしたが,
現在では, 優先順位を待ち時間, 質問消費時間, 質問回数の線形結合から決められるようになっています. 次の値が大きな予約ほど優先されます.
(待ち時間(秒))×TW−(これまでの質問時間(秒))×TQ−(これまでの質問回数(回))×NQ
グループタグを使って複数queueのように使用している場合も, 質問時間や質問回数はすべてのqueueで合計して計算されます. また, queueによって優先度の計算方式を変えることはできません.
実装
Apache 2.4 + MariaDB + PHP7.
Debian GNU/Linux 上で開発・運用しています.
データベースは, 実習室ごとに分けています(教員や科目や曜講時では分けていません).
1個の実習室では同時には1個の授業だけが行われる(実習室のパーティションが使われない限りは),
という, 社会的な排他処理に頼っています.
最近の変更
- (2018-09)開発環境変更. 文字コード統一.
- (2011-04)管理者画面でのオプション設定を保存(cookie)
- (2011-04)ラストオーダー時刻の設定を可能に
- (2011-04)《TAによる対応開始》の他に《TAによる対応終了》ボタンも設けて, 各学生の(累積)質問時間, 回数を表示できるように.
- (2011-04)必ずしも先着順としないで, 質問時間/回数も考慮して優先順位を定められるように.
- (2009-09) 上原さんが起動スクリプト callta を /roes/bin/callta としておいてくださいました.
- (2009-09) 計算機実習室の新しい机レイアウトに対応.
- (2008-03-21 Fri)グループタグの実装
- (2007-10-17 Fri)プロキシ設定が誤っている場合に備えて, デモ用学生ページに説明を表示
- (2007-10-12 Fri)学生ページが旧システム(auk)と似すぎていて混乱するので注意を表示
- (2007-09-21 Fri)TA用read-only管理ページで表示を更新するとすべての予約が消去される致命的欠陥を修正(木村先生藤井先生ご迷惑おかけしました)
- (2007-09-13 Thu)新サーバに移行(きっかけを与えてくださった木村先生感謝です)
- (2007-05-06 Sun)TA用read-only管理ページを設置(植村さん感謝です)
- (2006-10-29 Fri)誤った実習室からアクセスしたときに拒否するのでなく正しい実習室のページに転送するように変更(植村さん感謝です)
- (2006-10-03 Tue)3-B105実習室に対応
ToDo's
- queue(グループラベル)別に質問時間/回数を集計するとか, queue(グループラベル)別に優先度を定義するという需要はあるだろうか? 例えば質問はそれまでの回数が少ない人から, チェックは待ち時間順とか.
- TAによる対応開始/終了を使い分けない場合のUIを簡単化. 別のclient.phpを作る?, define でモードを設定する?
- さらに自由な優先度設定. 学生のハンディキャップの表をアップロードして, 遅れている人は優先度を上げてあげるとか, 遅刻してきた人は優先度を落とすとか.
- 平均待ち時間などのバッチ分析機能
- 平均待ち時間などのオンライン分析機能
- グループタグの自由な命名
- 成績データベース(課題達成状況)との連携
- 色のカスタマイズ
- 特定の学生の状態リセット
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樋口三郎
http://www.a.math.ryukoku.ac.jp/~hig/